E子さんから、山登りのお誘い。
うれしい! 私の所属する多賀城山岳会の定例山行には先月も今月も参加できなかったら。
持つべきものは、お友達。
登山口につくまで降っていた雨も、支度して出発するころには青空が見えていました。
山頂は、福島県坂元町と、宮城県丸森町の県境になっています。
地元山元町の人々にとっては健康づくりには手軽な裏山といった存在です。
地元の人だけではありません。私たちが出発する時には、雪を避けて山形の車が、やってきました。
「冬は、なんといっても、天気のいい太平洋側がいいよ。」
鳥居をくぐって程なく道は2手に分かれています。
右は眺望の森経由。
左は樹海の森をたどって山頂に至るコース。
眺望の森を経由するコースをたどりました。急な坂道に、ずっと階段が続いています。
この山は、430mしか標高がありませんが、太平洋の海のすぐそばにあるので、短いけれどなめたものじゃあ、ありません。道は整備されていて歩きやすい。
ゆっくりゆっくり。まだまだ紅葉が残っている中をおしゃべりしながら。振り返れば、ふもとの山元町と、太平洋。
眺望の森まで登ってきたところには、休憩するのにかっこうのテーブルと椅子までありました。
山頂直下の道。ドウダンが真っ赤。
山頂の神社。元旦には初日の出を拝みに大勢の参拝登山でにぎわうんですって。
写真がへたくそですが、山頂からは広い海原と山麓山元町の田園風景が一望です。
宮城県側は、吾妻、蔵王から舟形山・・・脊梁山脈が見えるはず。ですが、雲の中。
先客がいました。
なんと! 神戸から来た人。だじゃれ連発で、まわりの人たちを散々笑わせ、サービス精神満点です。
関西の大震災のときは、救助に陣頭指揮を執ったんだ、といっていました。
お茶を入れて一休み。E子さんのみかんを見て、中身をご馳走してくれたらいい物を作ってあげるから。
ほら すごい! みかんの皮1つでこんな楽しむ技術を持っているなんて!
おかげで、とても楽しい時間をすごせました。
また、どこかでお会いしましょう、と言って別れました。
樹海の道を下りました。紅葉がまだまだきれいです。
今度は緩やかなスロープになるようによく設計された遊歩道が林の中に続いています。
林の木々にはコナラ、イヌシデ、カエデ、クヌギ、シバグリ・・・札がつけられていて、それも楽しみながら下りました。
こっちの道は、階段ではなく、緩やかなので、子供づれの家族とたくさんすれ違いました。
そのたびにこんにちわ! と挨拶を交わし、おりていきます。
屋根つきの東屋を過ぎると、手入れの行き届いた杉の林になりました。
短い、あっという間のハイキングでしたが、山の中にいる時間はよく晴れて、とてもラッキーでした。
そのあと、丸森町大内の交流センターで行われていた「大収穫まつり」に立ち寄って、農家レストランで昼食。
もちろん、おしゃべりに花を咲かせ、大いに笑って。ああたのしかった! みんな、ありがとう!
多賀城7:00・・・・・・・8;35登山口8:50・・・・・・8;57分岐・・・・眺望の森経由・・・・中間地点9:22・・・・・
9:38鹿狼山頂10:15・・・・・・・・10:54登山口駐車場
う・・・・ん、もっと練習しなくちゃ。