裁縫は得意?苦手?
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母が亡くなったのを期に、まったく着ない着物のリメークを始めた。
着物が、リメークするための素材とは母が生きているときには考えられなかった。
しかし、娘たちにも 「いらない。着ない」と、断られてしまった着物。私も着ない。もう着られない。
しつけをほどき、洗い、アイロンを当て、型紙を作り、はさみを入れる。
和裁の、日本の和服の技術の凄さをその過程で知る。
なんて素晴らしいんだろう、
染、
織り、
刺繍、
仕立ての技術、 いろいろ。
なんて素晴らしいんだろう、
洋服だと型紙に縫い代分を見込んではさみを入れるからハギレがたくさん出るけれど、
着物はほどけば無駄なところは一切出ないで1枚の長い布になる。
着るものを作る考え方が洋裁と和裁では全く違う。
もっともっとこの着物たちが似合う若い時に着ておけばよかった。
きっとね、母は私が着た時にどんなにかわいくなるか、想像しながら
柄や色、素材を選んだんだろう、大金を呉服屋さんにつぎ込んだんだろう、と思う。
きっと楽しかったんだろうなあ。
リメークした洋服で舞台に立つのではなく、ほどく前の着物を着てピアノを弾いたり、指揮をすればよかった なーんてね。まさか。
8日の文化センター祭りは中止。
裁縫は得意?苦手?って言われたらに・が・て
でも、リメークをするために金曜日に集会所に集まって 仲間といろいろおしゃべりしながら あーでもない こーでもない こうやったら? などなどおしゃべり情報交換するのがとっても楽しい。
合間にお茶を入れお茶菓子が並ぶ。
リメークをするようになって、新たな出会いに恵まれて、素晴らしい友達に恵まれた。