11月2日。
この日の最初は智積院 http://www.chisan.or.jp/
HPのトップページが見事な紅葉。真っ赤なモミジの木とお寺さんです。
が、11月に入ったけれど紅葉は、このとおりまだ。
このお寺さんには見事な回遊式庭園があります。建具が取り払ってあるので、座って庭を眺めました。
この庭の植え込みはツツジ、さつきが多いように見えます。花の季節はいいでしょうね。
ほら、池が建物の下まで、というか池の上に建物。
池の色を保つために、池の底に粘土を敷き詰めてあって、池には鯉が飼われていて彼らが泳ぎ回ることでこの池の色を作り出している、ということでした。
長谷川等伯の一派によって描かれた障壁画があります。
国宝に指定されています。
あれ?写真撮ってもいいの?って思うでしょ?
ここにあるのは、国宝を模写した障壁画です。
長谷川久蔵(等伯の息子)25歳の時の作品 桜図
長谷川等伯が描いた楓図
本物は国宝を収蔵している建物にあるので、そのあと本物を拝観いたしました。
もちろん写真撮影はできませんが、美しい模写の障壁画を見た後なので、ずいぶん印象が違いました。
金箔がくすんでいる。
楓図などはモミジの赤が退色していてほぼ茶色や黒っぽくなっている。
桃山時代に描かれた絵なのでいったい何年経っているのでしょう。・・・
桜図を描いた長谷川久蔵はこの絵を描いた次の年26歳で亡くなっている。彼が長生きしたらいったいどんな絵が描かれたのか、早世したことがとても惜しいと思わせる素晴らしい桜図でした。
朝の光が差し込んだ幡が美しく、外から仏様たちに手を合わせました。
バス移動で市営駐車場へ。
京都は一年中観光シーズンなんだと超納得です。着物を着て歩いている外人さん、高校生と思われる若い人。
京都は着物を着て観光すると何か特典があるんでしょうか…。
添乗員さんの旗を見逃さないようについて行かなければなりません。
清水寺成就院
ここは成就院の玄関。ここには修学旅行生や外人さんはいません。
成就院は、清水寺の塔頭の1つで、応仁の乱の戦火で焼けた清水寺の再興に力を尽くした〇〇上人の住居として作られたのが起源。
幕末には歴史の舞台になった。
ここが今回のツァーの目玉です。
クラブツーリズムの貸し切り特別拝観です。
何が特別拝観なのかっていうと、
中島潔画伯によって奉納された46枚の襖絵がみられるのです。
私がこのツァーに参加したかったのもこれが見たかったから。
第1室「別れは幸せの出発点である」という意味が込められた襖絵「かぐやひめ」
第2室 風のふるさと 春夏
ネットから拝借しました。 風のふるさと 夏
第3室 風のふるさと 秋冬
第4室 大漁
ネットから拝借しました。金子みすずさんの作品を絵にしたイワシの大漁
成就院は庭もすばらしい。写真がなくて残念。
さほど広くはないが庭の境界の生け垣を低く刈り込んであって,北の高台寺山を大きく借景にしてある。
庭がとても広く見えますよ。
成就院を出てあとは自由時間。
私と夫は観光客、修学旅行生がたくさんの清水寺へ行きました。
お寺は今修復中なのねー。
景色に溶け込むように配慮されているのでしょうか、舞台の足場など、全部鉄骨木材で組まれてあります。
舞台から音羽の滝を見下ろす
向かい側の建物から修復中の舞台を見る
修学旅行生たちと一緒に、ぐるっと遠回りして音羽の滝へ
ここ、梅山堂が昼食場所でした。
長くなったので、つづく