いい天気になってくれるのかどうか、毎日大気不安定な天気予報にやきもきさせられましたが、
なんとこの日は晴れました。
多賀城山岳会8月定例山行の担当をE子さんと一緒にしました。準備の為に下見山行もやったのよ。
募集した時には14名だった参加希望者は結局10名で実施することになりました。
担当者としては、減るのはつらい。電話がかかってくるたびにドキドキだったわ。それぞれ事情があるから仕方ないのですけどね。
多賀城を予定通りに5時10分に出発し、白河ICで高速を降りて那須ロープウェー山麓駅に向かいました。
雷注意報が出ているので、黒い雲が出てきたり、急に涼しくなった時には、決して無理をせず早く山を下りましょう、という脅しのような注意を受けてロープウェーに乗りました。
山頂駅に降りたら、そこは別世界。涼しい風が吹き渡っていました。
下界がよく見えています。いい天気です。
首都圏に近い山なので夏休み中の家族連れ、ファッショナブルな若い人たちで山はにぎやかです。
火山特有のゴロゴロの岩と砂礫の混じる登山道は、結構急斜面です。
普段運動不足の私にしては頑張りました。
岩ごろの山頂はとても見晴らしがよく記念写真を撮って、しばし景色を堪能しました。
山頂をパスして鉢巻き道の平坦道をベテランメンバー1人が、山頂登頂隊より先に峰の茶屋跡避難小屋に行っています。
リーダーE子さん、登ってきた急斜面の道を降りる必要のあるこの鉢巻き道はパスして、山頂から直接
峰の茶屋跡避難小屋に降りる道を選択しました。この道は茶臼岳のゴールデンルート。人が多いです。
3週間前に下見に来たときにはまだ夏の花がいろいろ咲いていましたが、たった3週間違いで、
山はすっかり秋の準備をしているようです。イネ科の高山植物が、いろいろススキの穂を出していました。
さて、次は朝日岳往復です。会長Wさんと私は小屋前で待機、残りのメンバー8人は朝日岳まで行きました。
皆は休憩を入れて2時間で戻ってきました。
朝日岳へはこの山の右側に巻き道がついています。
小屋の前から眺めた朝日岳(1896m)。
皆を待つ間花の写真を撮ろうと思ったけれど、もう下見した時のような花は終わっていました。
山には人間だけでなく、まるで白熊さんのような犬も茶臼岳から降りてきたのにはびっくりです。
留守番の2人は、ごつごつした急で狭い山容を時々眺めて、トランシーバーのやり取りを聞きながら、
無事で行って帰ってくることを願いました。12時に帰ってきました。
雷注意報が出ていたので、昼めし前に予定のスケジュールをこなしてしまったことはよかったと思います。
峰の茶屋跡避難小屋の前で昼食をいただいて、あとは出発したロープウェー山麓駅まで下ります。
茶臼岳の北側につけられた緩やかで長い道。
相変わらず岩ごろだけど、高山植物や硫黄鉱山のことなどの説明番があったりして面白い。
この道にはもう少しするとリンドウなど秋の花も咲くのでしょうね。
峠の茶屋でソフトクリームを食べている人を羨ましく眺め、車道の脇の歩道を下ってバスの待つロープウェー山麓駅へ。
鉢巻道を省略したけれど、朝日岳は予定通りに実施できたし、よかったよね。
計画よりかなり早く帰ることができました。
チャンスがあったら朝日岳の後、道を北に取り中の大倉尾根を北温泉へ下る計画もいいと思います。
雷注意報が出ている不安定な天気に、とにかく実施できて、終わって報告書を作り、無事担当を終了出来てよかったわ。