梅雨のさなかの山行は本当になやましい。毎日天気予報とにらめっこです。

今回私は多賀城山岳会7月山行の担当者でした。 計画を立て、計画通りに山行を遂行するために色々な準備をするのです。

 

皆さん時間に遅れずに集合したので、予定より早く駐車場を出発。梅雨らしく霧雨が降っている。

みちのく湖畔公園休憩所でトイレ休憩後、峩々温泉分岐駐車場でMさんをピックアップ。

まだ雨が上がらず。

この時点で山行を実施できるかどうかまだ未定でした。

 

コマクサ平に寄って建設中の防災避難所を兼ねたトイレを見学と説明をHさんからしていただきました。

まだ工事中の防災避難所を兼ねたトイレ

Hさんは、この工事を請け負った建設会社の社長さんでもあります。

屋根の厚さは1mもあるのだそうです。万が一、御岳山で起きたような突然の噴火に対応できるように。

 

梅雨時の山って、わからないものですねー。刈田駐車場に到着するころ、雲を突きぬけました。

バスの中からの雲海。みんなから歓声が上がりました。

刈田駐車場から朝日連峰。大朝日岳が見えます左へ目を転じていくと、あれは以東岳だ。

あそこを歩いた時のこと、たちまち思い出します。

そのさらに左は飯豊連峰。そして・・・雲の上にたくさんの山々がシルエットのように見えます。

登山はもちろん計画通りに実行です。

 

まずは足慣らしにすぐ近くの小田の神湿原へ。

木道が敷設されています。

湿原は予想通りキンコウカ、サワラン,トキソウなどが咲き、今の時期の湿原を満喫しました。

 

 

 

 

 

キンコウカの花の中に点々とサワランや姫シャクナゲが咲いているのがわかるかなあ。

ヨツバヒヨドリが咲いている

チングルマは花が終わって穂になっています。

 

夏だ!! 白山シャクナゲ

 ネバリノギラン

 

キンコウカはまだまだつぼみがいっぱい。満開になって湿原が真っ黄色になるのはあと数日でしょうか。

 

避難小屋までで木道は終点です。

 引き返し、刈田駐車場へ戻りました。

 

予定ではリフトの脇の歩道を馬の背へ歩く予定でしたが、低血糖症状を起こしたYさんのこともあるのでハイラインをバスでハイラインの終点、刈田駐車場へ登りました。レストハウスの前でみんな元気なうちに記念写真をパチリ。

 

 青空です。

 

オノエラン見っけ

お釜には近づかないように規制の綱が張り巡らされ、いたるところにたくさんの注意喚起の看板が立っています。

お釜はエメラルドグリーンの水をたたえ、きれい!!

 

やがて熊野岳到着。 まずはこのあとの行程も無事に安全に遂行出来るように手を合わせました。

 

 熊野岳。1841.5m。青空です。

 

雪が残る月山、朝日連峰、鳥海山、飯豊連峰、吾妻・・・・東北の山々が雲海の上に浮かぶ。

 

すぐ近くの雁戸山の双耳峰を雲が流れ落ちる。

こんな景色、初めてだわ。すごい凄い

 

予定よりかなり早いけれど、そのあとのロングコースの事を考え、昼食を取って英気を養いました。

    

峩々温泉に向かって下ります。

長くなったので、続きます。