多賀城山岳会6月の懇親山行は、八幡平の源太ケ岳の予定でした。

朝早く多賀城を出発し、(この時点で多賀城はいい天気) 東北自動車道前沢SAでトイレ休憩するころ、怪しい天気になってきました。

山行担当者が、いろいろネット検索した結果、現地は雨、これからも終日雨の予想とのこと。

 

予定通りに雨の中を登る? 景色はだめでも花はいいと思うよ。

それとも晴れている山に登る? 候補は太平洋側、五葉山はどお? 雨の確率10%。

 

みんな 雨の中を登るのはいや。五葉山がいい。

 
というわけで、バスは花巻JCTから釜石へ向けて予定変更です。
担当者は、予定変更のことをバス会社に連絡、料金のことなどの交渉していました。
簡単に変更したりすることはできない決まりなのだそうです。
 
釜石自動車道は、遠野ICまで出来上がっていました。釜石までつながっていないからなのか。東和ICから先はタダ。
その先は、災害復興のための道路建設が急ピッチです。

http://www.thr.mlit.go.jp/iwate/fukkoudouro/index.htm

 

 私は仙人峠越えをひそかな楽しみにしていましたが、ここも立派なトンネルができていました。
道路建設は、きっと震災津波がなくても計画されていたことでしょうが、災害復旧の必要から早まったのでしょう。
遠野市では、甚大な被害を受けた近隣の市町村からたくさんの人を受け入れました。

http://www.jichiro.gr.jp/jichiken_kako/report/rep_hyogo34/03/0308_jre/index.htm

https://www.tohoku-epco.co.jp/fukyu/report/contents/f02_tono_magokoro/index.html

https://www.kagawa-u.ac.jp/files/9213/6376/6975/inomo.pdf

 

人口が減り続けている遠野市ですが、観光に力を入れていて、大変面白い街だと個人的には思っています。仮設住宅がまだ撤去されていませんでした。沿岸部の津波被害にあった人たちの中でまだここにいる人もいるんでしょうか。

 

高速道と一般国道を乗り継いで、釜石に入り、登山口の赤坂峠目指して上っていきます。

赤坂峠までは車1台しか走れない道に、ところどころ待避所があるような道を、大型バスの運転手さん、峠まで登ってくれました。赤坂峠標高712m。こんなすごい道路、走れないって断られなくてよかった!

   

山行報告は次の記事に書きます。

 

 

みんなが山から下りて、さあ、帰ります。4:30

赤坂峠からの狭い道を慎重に下り、大船渡市内国道45号線に出ました。大船渡もすごい津波被害に遭いました。

災害復興のための地盤のかさ上げ工事、堤防工事が続いています。

工事の様子を眺めながら出来上がっている部分の高速道路と一般国道を乗り継いで大船渡市、陸前高田市、気仙沼市、三陸自動車道歌津ICからは多賀城ICまで。

中央公園駐車場に着いたのは夜8時を過ぎていました。

 

渋滞してゆっくりしか走れないところもありましたが、町の様子、工事の今の様子、高田松原の奇跡の一本松など、夕方の景色の中に見ることができて、よかったです。