山登りしたことある？
は? 今日のブログスタンプは登山ですって? 去年今年と続けて左と右足の膝十字靭帯を損傷した私に登山を書けと?
まだ胸を張って山に登っています、という記事は書けない。
塩釜神社の階段とか、多賀城跡を歩いている程度だもの。
だから思い出を書きます。
記憶にある一番最初は、山形交通が募集した蔵王のあかつき登山だったわ。
母と、まだ小学生だった私と妹の３人で。
蔵王温泉からリフトを乗り継いで地蔵山・・・・・熊野岳・・・・刈田岳・・・・大黒天までのコースを歩いた。
名勝お釜を見下ろしながら、食べた朝ごはんのおにぎりがおいしかったな。
素晴らしい天気で、山の清冽な空気、可憐な花々。この時の鮮烈な記憶がその後の登山の原点になった。
故郷の山、蔵王が大好きで大好きで、登山地図に載っているコースを歩き潰すことが趣味になったわ。
幸い山岳会に入れてもらって仲間たちと一緒に、蔵王を歩きつぶすことはほぼ達成できた。
春の、花見シーズンの一番最後に咲く南蔵王のミネザクラ、
夏の、すっかり緑に埋め尽くされる北蔵王の山々、南蔵王の高山植物、
秋の、錦秋の山の姿、
冬の、全山スキー場と化す真っ白い山。
もう・・・・素晴らしいとしか言いようがない。
蔵王以外の東北の山、北海道の山、九州の山、いろいろ歩いて日本の国土の山岳地帯がどこもそれぞれ素敵だと知る。
外国の山にも行った。
最初は中国と北朝鮮の国境にそびえる長白山(白頭山)に。
仙台市と長春市が姉妹都市になっている関係の日中友好登山だった。毎晩パーティーで乾杯したのを覚えている。
中国の奥地の、朝鮮族の人たちが住む地域で、家庭訪問もさせてもらった。
住んでいる地域の気候風土で生活がこんなに違うんだと思い知ったわ。５月の連休を利用してのツァーでしたが、もちろんまだ雪が溶けたばかりですごく寒かった。オンドルが心地よかった。
ネパールは山のみならず、住んでいる人々が魅力的だったわ。２００２年アルパインツァーサービスのツァーでテントに泊まりながらアンナプルナ・ダウラギリ山群を眺めながらのトレッキングに。
プーンヒルからの眺め。現地ガイドさんと一緒
それだけで飽き足らず２００４年にエベレスト街道を歩いた。この時には日本語を一生懸命勉強している若いガイドさんがついてくれた。道々でトレッキング客をもてなしている小屋に泊まりながら。
あの時の赤ちゃん、大きくなっただろうな…とか、思うわよ。今でも。
私の限られた経験だけでも、日本の山登りの楽しさを十分誇ることができる。
一年中雪をまとっているネパールの山々を眺めた後には、四季それぞれに表情が違う日本の山がどんなに心が安らぎ、素晴らしいのかとてもよくわかる。
畑で、とっくり芋(ねばり芋)のむかごを取ってきた。ごはんに炊き込んでみた。それでおにぎりを作った。次に登山する時にはこんなおにぎりを持っていきたい。と、夢を見て。
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