朝、ツェルマットから電車===テーシュ====バスで====シャモニーへ。


バスは、国境に迫る峠を越えて、山を下って・・・・・・・

きょうも、いただきまーす!-2 マルティーニ? このあたり、葡萄畑が続いています。

写真で見ると、大したことないんだけれど、すごい急斜面です。

この急斜面を畑に切り開くのは、ものすごい努力がいることでしょう。

平地よりも、斜面に植える方が、まんべんなく日が当たるので、好い葡萄が取れるんですって。


といっても、スイスでは、葡萄の収量が少ないので、葡萄酒はほとんどが輸出されることはなくて、自国消費なのだそうです。

ホテルでも地ワインが出ました。白ワインです。メニューの赤ワインは、フランスから来るのだそうです。

スイスが白ワインなのは、土地に適する葡萄の種類から来るのだそうです。


きょうも、いただきまーす!-1 シャモニーへ行くには、国境を超えるんだね。

ちょっと徐行しただけで、バスはいとも簡単に国境を越えてフランス領に入りました。


国境を超えると目の前にモンブラン、グランドジョラスが見えてきました。

バスは、エギーユ・ド・ミディへ登る駐車場へ到着。


エギーユ・ド・ミディは、モンブラン山塊を間近に見ることが出来る針のような山頂に作られた(3842m)展望台です。

この写真は、ネットから借用したものです。ヘリコプターから写したのでしょうね。
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北歩道(低い方)まで、ケーブルを2本乗り継いで登ります。

針の先端、右側の展望台へは、橋を渡って、エレベーターで昇ります。


こうして、違うアングルから見ると、こんな展望台を作った人々と、私達日本人の自然に対する考え方って、ものすごく違う!!!! ことを突きつけられる思いです。



先日、那智の滝を登った人がいて、新聞を賑わせましたね。なぜなら、滝は神社のご神体なんだから。

そこをクライミングするなんて、言語道断ビックリマーク

月山も立山も日光男体山も、熊野の奥山も、神様の住むところ。

日本人にとって、山岳は、宗教と深くかかわってきました。 登山は祈りだったのです。



だれも槍ヶ岳に展望台を作るなんて、考えませんよね。

もし、槍ケ岳に展望台を作る、あるいは穂高岳の山頂まで登山電車を通すなんて言ったら、快挙と賛成する人はいるのでしょうか。

それどころか、大反対が巻き起こるのではないかしら・・・・。



西洋の人々にとって、山岳は困難な課題を征服する場所、と考えているようにも見えます。

日本人なら…・山をはじめ、自然は、ねじ伏せる対象ではなくて、寄り添う場所、でしょうか・・・。


マッターホルンのモルゲンロートを見るために、日本人があれだけたくさん集まったのも、初日の出を拝むこととか、山のご来光を仰ぐとか、そういう習慣を持っていて、日の出に特別な思いを持つからなのでしょう。




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で、これは、パパがケーブルの中からエレベーターのようにほとんど垂直にひっぱりあげられているような角度の様子を撮影したものです。ケーブルが写っていないように見えるけれど、上の建物がケーブルの発着場。


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上の展望台(針の先)から、低い方を見下ろした。


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すぐ下は、氷雪の世界。みんな氷河歩きをするのかな? モンブランに登るのかな? 



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シャモニー針峰群。

本当に、尖った山がいっぱい! この針の先のような峯のどれもがすべて人に山頂を登られているんですって。

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展望台の目の前が、モンブラン。ヨーロッパ一高い山。あーこの写真は山頂が隠れています。山頂は右の奥。左はモンブラン・デュ・タキュル。

最高峰が4810m、この展望台のあるエギュイ・デュ・ミディが、3842m。


この展望台、前々日まで雷が鳴る不安定な天気で、運行ストップだったのだそうです。そして、私達が下の駅に降りた途端に、今度は風が強くて、運航中止。

本当に運がよかった。


でも、急に高いところまで登ったので、高山病的症状・・・。頭が痛くなって、ふらふらする。

まあ、多かれ少なかれみんなそうなる。

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展望台のすぐ下が、あれ? 何氷河?  メール・ド・グラス氷河。


展望台を後にして、フラン・ド・レギーユからモンタンベールまでハイキング④です。雲は多いものの、この日も天気がよく、素晴らしい山の景色と花を楽しむことが出来ました。


ハイキングの前に、腹ごしらえ。

きょうも、いただきまーす!-1 嬉しいおにぎりでした。


それをうらやましそうに見ているカラス。獲られないように急いで!
きょうも、いただきまーす!-1 黄ばしガラスと言うんですって。

アルプスの高地に生息する高山鳥。 お客さんが、何かをくれるのを待っているのでしょうか、慣れているように見えました。


きょうも、いただきまーす!-2

この日は、ガイドさんが2人つきました。グレ('ゴリオ)ちゃんと、ウチダさん(女性)一行10人と9人とに分かれて解説してもらいながら歩きました。


若い男性のグレちゃんは、日本語が堪能だから、昔お嬢さんたちに、大人気。うふふ。

むしられていましたよ。あはは。

ウチダさん、ツール・ド・モンブランのガイドも、たのまれればするんですって。すごい!!
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わかる? 一面アルペンローゼ。ずーっと続いています。 アルペンローゼという名前だけれど、シャクナゲの仲間、牛さんたちは、アルペンローゼは食べないのだそうです。


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だらだらと続く緩やかな下り。こんな道を快適に降りていきます。



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どこまでも、アルペンローゼ。やっぱり、見事です。ちょうど花の盛りに出会って、こんなに素晴らしい景色に会えて。至福のハイキング。


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この、ドリュー針峰が見えてくると・・・・まもなく・・・・・ハイキングが終わりに近くなるのよね。

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もっともっとあるきた~い!!

モンタンベールの駅到着。
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赤い電車に、景色にまぎれこむような駅の建物です。

この鉄道、駅は・・・・・・

きょうも、いただきまーす!-2

この氷河の観光のために建設されたのだそうです。

氷河まで駅からケーブルカーが設置されています。毎年、氷河の先端は後退しているし、観光のために掘ったトンネルも、毎年数mづつ掘りなおしているんですって。

ケーブルカーの位置は動かないけれど、氷河って、動いているんですものね。あたりまえかな?


この記事は、小さい3枚を除いて、パパが写したのを借りました。

ここに来てくれるみんなに、大きく見てほしかった。



写真と地図、もらった現地のパンフレットなどと照らし合わせてみても、よくわからないところがあって。

例えば、グランドジョラスは写真に撮ったのかどうか、とか、たくさん見た氷河1つ1つの名前も、よく照合できません。

ブログを書くことが、旅行をもう1回やり直しているような楽しさ。