12月13日
ばあたんは、近くの病院で手厚い看護を受けていました。
導尿を外して、車いすに乗って食事をできるまでにしていただきました。ほんとうにありがたいことです。
看護師さんたちは、本当にやさしくばあたんに接していただきました。
前にいた市立病院へ転院です。
部屋も、窓から広い空が見える前にいた部屋に入れていただきました。
看護学校の看護師の卵たちが、本物の看護師さんたちに交じってばあたんの世話をしてくれました。
熱を測ったり、血圧を計ったり、ベッドの移動などのほかに、ばあたんの話し相手もしてくれました。
聞き取れない、まったく脈絡のない話をするばあたんの話でも、辛抱強く耳を傾けて相槌を打ったりしてくれました。
年若いのに。こういう訓練も学校では受けているのでしょうね。
ばあたんはやっぱり家へ帰りたくて、ちょっとそばを離れようとすると一緒に行く、行かないでと言います。
自分ではどうしようもない動かない足に、手でカーテンを引っ張ったり、ベッドの柵につかまって起きようとするけど・・・・・まだ動かすと痛いんだよね・・・・。
命がけでも手術を選んだ方がよかったのか・・・。弟夫婦も私も心が乱れます。
この病院に入院した11月22日に写した窓から見える黄金の葉っぱは、全部落ちて、まるでクリスマスの飾りのように実だけがぶら下がっています。
やさしい風に揺れています。
病院後のことについて、医療福祉室長さんから相談というか、話がありました。
昼興奮状態でずっと起きていたので、疲れたのでしょう・・・・夕食の後、眠ってしまいました。
また明日、来るからね。。。穏やかに眠れますように。
14日
この日は、時間との闘い(笑)
朝、さっそく夜がどうだったか、気になったので行きました。
行ったとき、すでにベッドを起こしてもらって、窓の外を見ていました。
寂しかったのでしょう・・・・
やっぱり、今すぐ帰りたい攻勢。。
ばあたんは、足をけがしたんだから、今は歩けないんだよ。しっかりご飯を食べて、元気になろうね。
怪我なんてしてないっちゃ。便所さ行ぎだい・・。
うーん・・・。しょうがない。
足を骨折したから、無理なんだよ。 とマジックで大書したのを無駄だとわかっていたけれど、見せる。
納得なんか、してくれない。 無理もないわよね。カーテンにしがみついて一生懸命起き上がろうとしたり、掛けている蒲団を全部畳んでベッドの端に積んだり、床に落としたり。
もう・・・・私、泣きそう。 ばあたんのほうが、もっと泣きたいよね。
食事は、柔らかいものと、おかゆ。ペースト状よりは、素材がわかる形状。
完食。パチパチ。 よかったv(^-^)v
おかゆ、味噌汁、いりとうふ、コンソメ味野菜のペースト、ふたの中はきざんでゼリー状の野菜サラダ、桃のゼリー。
トレーの右側はあたたかくて、左側は冷たくしてあって、おいしそうです。
ここの病院も、栄養士さんたちが、頑張っていてくれているのがよく見てとれます。感謝です。
でも・・・・
きょうはほんのちょっとだけで、食べてくれない。
ほんと、気まぐれなばあたん。
夜には、睡眠導入剤をもらったのだそうだけれど、一晩中おしゃべりしていて効き目がなかったみたい…。
隣のベッドの人に迷惑だよね・・・・。ばあたんにかわって、ごめんなさいね。
なんか、毎日ばあたんの様子が違うなあ。
手が使えるようになっているので、写真集を持っていってみた。
少しでも楽しんでくれるといいんだけれど・・・・。