毎年慣例の干し柿作りです。

干し柿を作るには柿を収穫するとき、吊るすための枝をつけておくのです。


剥いたわ。ゆうべ。一緒に夕飯を食べたマゴ達が帰ってからね。私は1/3.。 


きょうも、いただきまーす!-1

朝日を浴びて気持ちよさそう。

お正月には、これで柿なますを作るつもり。

硬く干し上がった柿は、バウンドケーキにすると、おいしいのよ。

柔らかいのは、冷凍して夏に食べると、高級アイスクリームにも勝るとも劣りません。


きょうも、いただきまーす!-1

柿は、戦後甘みを得るため、必ず屋敷に植えたのだそうです。

パパのお母さんは、私たちが結婚する直前に亡くなってしまったので、田舎の生活のノウハウを直接教えてもらうことができませんでした。



柿をこうやって収穫してきたら干して保存することも、それを柿なますなどにして食べることも、自分が経験してきた生活の知恵として全部パパから教えてもらいました。



仕事を続けてきた私は、時計を見ながら走り回っていたので、パパが退職するまで、畑を耕したり柿を干し・・・・という余裕と関心が、今思えばまったくありませんでした。

高度成長時期の戦士だったパパも、2004年に退職するまでそのような生活を忘れていたと思います。



きょうも、いただきまーす!-1 柿の皮。 こうやって干しておいて…・畑の大根が首尾よく収穫できたら、たくあん漬けを作るのに使うつもり。



あの時代、田舎のこういう生活を抜け出して、宮城県からもたくさんの若い人が都会(東京)へ出ていきました。(遠い目)

土にまみれて畑を耕すより、スーツを着て仕事をする方がカッコいい、というような空気が時代に確かにありました・・・。

農業では食べられなくなっていった、ということもあるのでしょう。





今は地に足の着いた、土とともに在る生活が、どれだけ心が安らぎ、恵まれて贅沢なことかとてもよくわかります。