山登りをするのに、旅行会社のツァーに参加するのが、じつははじめてでした。
富士山は、1994年に登っていて、はじめてではないのだけれど、下山のあとは、ゆっくり眠って帰りたいという理由だけでパパと一緒にツァーに参加を決めたのです。(・・。)ゞ
コースは、河口湖口から富士スバルラインをバスで登り、5合目駐車場から山頂をめざし、お鉢めぐりをして5合目へ下山するという山小屋2泊の旅程です。
7/27 仙台7:00-------14:00富士山5合目16:00・・・・・・・・18:107合目 花小屋泊
バスで登ってきた5合目は、そこはすでに標高が2305m、東北のどこの山よりも高い場所にいるのです。
日曜日ということもあって、下山した人、これから登る人でごちゃごちゃ。 すごい! 富士山が好きな人、こんなにいるのね?
ツァーだからね、まずは富士山をバックに記念写真を撮って。(このとき、富士山は雲の中だったけど)
雨が降ってきました。
ほどなく雷まで。すぐ近くでピカッ。ゴロゴロゴロ・・・・・。
ありゃりゃ。すごくヤバくない
しばらく待機です。
ツァーには、専門のガイドさんがついています。天気予報の会社とケータイで頻繁にやり取りして出発のタイミングを判断しているようでした。
考えてみれば、5合目でしばらく待機できたことはラッキーです。
理由は、いきなり2300mまで来た身体を、ここで少しでも長く待機することで、より高度に慣れさせることが出来ます。
そして、雨が降れば、砂埃があがらなくなるし。
午後4時。 雨具を着ていよいよ出発です。 ガイドのひろたさんは、雷は通り過ぎていったと判断しました。
参加者35人、周りの会話を聞いていると、ベテランから初心者まで、小学生からかなりの高齢の人まで、バラエティに富んでいます。
雨具のことでひと悶着ありました。
ビニールポンチョを着ていた人に、ガイドさんがそのカッパでは、連れて行けない、と、クレームをつけたのです。
急遽、ズボンと上着の雨具をレンタルして出発です。
6合目までは平らなので、るんるんです。いろいろな植物も、見られます。しゃくなげ、ハンノキ、ダケカンバ・・・
斜面がきれいに緑色。上を見上げれば、茶色で、若い火山に植物が入り込んでいく過程を見ているようで、面白いです。
6合目を過ぎると、背の高い植物は全くなくなり、落石を避けるためのシェルターなども。
6合目 富士山安全登山センターを通り過ぎて・・・・・
ゆっくり・・・・・ゆっくり・・・・・1歩・・・・・1歩。
ガイドのひろたさんが呼吸の仕方、歩き方を丁寧に教えてくれました。
時々、バラバラッと雨が落ちてきます。
風はそれほど強くなかったのはよかったわ。
午後6時過ぎ、やっと7合目の小屋に着きました。
雲海は、夕日に照らされて、刻々と色が変わっていきます 。薄いピンク・・・・オレンジ・・・赤・・・青、紫・・・群青
目が離せません。
さらに面白かったのは、ふもとの山中湖の向こうに移動していった雷が、すごい稲光を発しているのを何回も見ることが出来たこと。きゃー!かみなりさんが、下にいる
惜しい! 光った瞬間はやっぱり撮れない。
帰宅してわかったことですが、この天気の不安定さは、各地にかなりの被害が出ていたのですね。
関西のほうでも亡くなった人がいたり、東京で、すさまじい豪雨が降ったり。