久しぶりに多賀城山岳会の定例山行に参加しました。

ほんとは、岩手県と秋田県境の和賀岳へ1泊2日で登る予定だったのですが、先月の地震のために、現地の情報が入らないということで、変更になったのです。

ラッキー! だって、日曜日帰りなら、私も参加できるもの・・・・。


でもね、私にはかなりハードだったです。みんなほんとに健脚だねぇぇビックリマーク


コースは、野地温泉から入って、鬼面山、箕輪山、鉄山といくつもの山を上り下りして、安達太良山に至るという長丁場の縦走です。


参加者18名、梅雨が前日明けたって言う割には天気が霧っぽくて曇り空。

まあ、じりじり照らされなくてよかったけど。



多賀城5:00・・・・・・・7:35野地温泉7:50・・・・・・・・旧土湯峠8:08・・・・・・8:47鬼面山・・・・・・10:16箕輪山肩・・・・・10:28箕輪山・・・・・・11:11鉄山避難小屋・・・・・・・11:26鉄山 昼食12:01・・・・・・12:20馬の背分岐・・・・・・・・・・・12:38安達太良山・・・・・・仙女台分岐13:20・・・・・・・・13:54薬師岳展望台・・・・・・・・・・五葉松平14:04・・・・・・・・14:46奥岳登山口15:00・・・・・・・15:10岳温泉光雲閣 入浴15:55・・・・・・・・・・18:10多賀城


  リーダーのKさん。
心優しい山岳会きってのイケメンなの。

野地温泉の駐車場から彼の後ろにぴったりとついて出発しました。

安達太良縦走 山はすっかり、夏の様相。


本当に緑が深くなり、苦しい登りも、刈り払いが不十分な石ゴロの道も、岩の間にいろいろな花が咲き、ほんとうに慰められます。

鬼面山(1482m) を過ぎ、縦走路は、視界も少しづつ広がって、吾妻の山々も見えてきました。

曇りはじりじりと照らされるよりはいいけど、あれ?磐梯山は?  雲が邪魔してます。


安達太良縦走 ずーっと広がる緑緑の中に点々と花が咲いていて、いいわねえ・・・・

安達太良縦走 箕輪山で、居合わせた人に全員の写真を写してもらいました。

鬼面山の鞍部から、歩きにくい急な苦しい登りを黙々とやってきたようには見えないわね。みんな笑顔笑顔で、とっても楽しそうです。

私? 大変だったわ。しにそう・・・。

狩り払いしていなくて、笹を掻き分けて歩かなくちゃならないところや、自分の足の長さにあっていない石に、後からザックを押し上げてもらってよじ登ったところや・・・・(^^ゞ



安達太良山 箕輪山は、安達太良連峰の最高峰、1728mです。

緑色が続くはるか向こうに、茶色い風景が、見えています。

急な坂を駆け下りて、さらに南へ歩きます。

僧悟台への分岐を過ぎ、鉄山の非難小屋も過ぎると、登山客が急に増えてきました。



安達太良山 鉄山(1709m)の山頂もたくさんの人が山の風景を楽しんでいました。
私たちも、ここで昼食。


安達太良縦走 すごいでしょうはてなマーク

この爆裂火口は今まで歩いてきた目にしみるような緑色とは大違い。 

数年前に、硫化ガスのために亡くなった人が出た沼の平です。

もちろん、今でもここには立ち入ることが禁止されています。硫黄のにおいが立ち込めています。



人がいっぱい。

小学校の団体登山の一行。元気です。みんなが大きい声でこんにちわーと声をかけてくれます。



安達太良縦走 安達太良山(1700m)の乳首の狭い頂上も、登る人、下る人手渋滞・・・・

穏やかな花のきれいなシーズンの日曜日だもの。無理もないわね・・・・・・・・。



ここまで来れば終わったも同然、というのは甘かった・・・・。

イケメンリーダーは、容赦なくて、脱兎のようなスピードで、下山開始。多くの人が登ってくるコースだけあって、道は歩きやすく整備されています。

薬師岳展望台のそばまで通じているゴンドラもあるんだけれど、乗らないで歩いて降りるのが当然だと・・・・(ノ_・。)


私はゴンドラに乗って降りたいのをぐっとガマンして、いかにもこんなのたいしたことない、と涼しい演じて歩きましたとも。


安達太良縦走 やった! 到着。

さらにここから15分ゲレンデを下って奥岳の、バスが待っている駐車場につきました。




ところで、NHKの週末情報でネモトシャクナゲが今安達太良できれいだ、という情報を得ていたのよ。

ネモトシャクナゲって、福島県の県花なんですって。

ここ、福島県で最初に見つかったアズマシャクナゲじゃなくて、ネモトシャクナゲよ。


今が盛りなの? ほんと? だったら絶対見つけなくっちゃ。


シャクナゲは、鬼面山から、ずーっと安達太良山の五葉松平まで、本当にたくさん咲いていました。

とてもきれいで、咲いている花を見つけるたびにうっとりして・・・つい立ち止まってしまいます。


ネモトシャクナゲは、ハクサンシャクナゲの変種だということですが、どれがハクサンシャクナゲで、どれがネモトシャクナゲなのか・・・・とうとうわからずじまい。


写真はクリックすると大きくなります。

↓の中に、ネモトシャクナゲがあるかどうか、わかる?


安達太良縦走      安達太良縦走

安達太良縦走      安達太良縦走


安達太良縦走      しゃくなげ



岳温泉で、ゆっくりお湯に浸かり、登山の疲れを癒して帰ってくることが出来たのは、しあわせでしたわ。