仙台の中心市街地から、西道路のトンネル(青葉山トンネル)をくぐり抜けると、正前に小高い山が見えてきます。

それが「緑地環境保全地域」として、開発を免れている蕃山丘陵です。


ここは、四季それぞれ市民の憩いの山として親しまれています。山の足元は住宅団地の開発で家の波が迫っています。言ってみれば団地の裏山なのです。

私も、手軽にハイキングのできる山として、折に触れ登り続けてきました。各団地から、山へ入る道が四通八達しています。



今日はまだ登ったことのないコース、茂庭団地から入って蕃山丘陵を歩いてきました。

茂庭からのコースは、開発のためなのか、2万5千図にも登山道の記入がされてなく、道路地図を見てもハイキング道は書いてなく・・・・

山の裾に住んでいる人に聞きながら、登山道の入り口を探しました。

このコースを歩いたことがあるのは、E子さんだけ。あとは彼女の記憶がたよりです。

表示は全くありません。


やがて、電力の送電線の鉄塔の巡視道に出ました。尾根上についているこの道を登っていきました。


蕃山から

少し登ると、目の前に太白山と急速に開発されてきた街が見えてきます。


いくつもの上り下りを繰り返しながら、巡視道を萱ケ崎山を目指しました。

泉ケ岳方面。まだかなりの雪ですね。
蕃山から

蔵王連峰もくっきりときれいな姿を見せていました。雑木の切れ目から、見える真っ白い山をしばし休憩しながら眺めました。
蕃山から
送電線の左に青麻山、真っ白い南蔵王の山々、雑木に見えかくれしている北蔵王、大東岳・・・・・

天気に恵まれて最高ビックリマーク



萱が崎山 やがて中継のための反射板のある萱ケ崎山につきました。

蕃山丘陵のなかの最高地点です。


雑木の中についている道を西風(ならい)蕃山をめざしてさらに上り下り。


このあたりまでくると、ハイキングを楽しむ人々に出会うようになりました。西風蕃山まで来れば、しっかりした道標があちこちに設置されています。

こんにちわー! いい天気ですねー。 どこからのぼってきたのー? 

出会った人たちと挨拶してハイキング日和を喜び合いました。

蕃山から 林床にはたくさんのカタクリ。きっともうすぐ咲くんだろうなあ・・・。

ふまないようにきをつけて・・・。

このあたり、太いモミの大木や、みごとなアカマツの大木が雑木に混じって生えています。

かもしか カモシカさん。ふわふわの毛に覆われています。

ここを駆け下りると、そこは大都会の仙台市なのよ。なんで、あんたはここにいるの?

なんだか、都会のすぐそばにカモシカがいるなんて、不思議。

そういえば、下山口の山岸には、に注意の看板がありました。

開山堂 蕃山山頂の 開山堂。ここで昼食。



E子さん、T子さん、M枝さんといっしょにお弁当のおかずをネタに作り方を伝授しあったり、山のこと、人生観など食べながらゆっくりとおしゃべりも楽しみました。


イワウチワ もうちょっとで花を開くわね。イワウチワ。


帰りは、西風蕃山まで来た道をもどり、山岸へ下山しました。

今日はパパが入山口と下山口のちがう私たちのハイキングの運転を引き受けてくれました。

ほんとにありがとう!

おかげで楽しい山登りが出来ました。

フクジュソウ 下山口の山岸には、むかしからのフクジュソウの自生地が、蛍の里と名づけられてビオトープとして守られています。

ちょうど満開でした。


フクジュソウ よかったわー。

そばには国道48号線が走り、大型店と住宅がひしめいていても、むかしのとおりに春が来ればこんなに咲いてくれている・・・。


明日は雨の予想が出ています。今日は穏やかに晴れたのもうれしいけれど、明日の雨の予想も、畑の野菜達にとってうれしい。

多賀城8:00・・・・・9:10登山口9:25・・・・9:43鉄塔巡視道No47左折地点・・・・・10:51萱ケ崎山・・・・・・11:10西風蕃山・・・・・11:34蕃山 昼食12:10・・・・12:31西風蕃山・・・・・・・・12:56山岸登山口