多賀城山岳会の山行に参加しました。
先週、山行が中止になった悪天を取り返すような好天に恵まれて、最高の山登りになりました。
花染山の、2万5千分の地図はこちら
地図でわかるとおり、山頂までの登山道がない山なので、雪のある冬がチャンスなのです。
除雪してある内水面水産試験場まで車を入れました。すでに3台車が止まっていました。
私たちはそこからふるさとみどり緑の道と名づけられている小荒沢林道をたどります。
カーブミラーの鏡だけが顔を出しているほど、深い雪です。
全く踏みあとのない、くぐもる雪の中を歩くのは、大変なので、先頭のラッセルを100歩づつ。あとは、交代。
だけどこの日は、私たちのほかに、先行登山者がいました。ちょっとラッキー!
ショートカットが出来ないか、担当のAさんが林道から斜面を登り偵察にいきました。
Aさん「○○○○・・・・・・」
Fさん「自分で判断して決めろー!!」
AさんはFさんについていつも熱心に冬山のスキルを身につけることに懸命です。
Aさんの判断で、もうしばらく林道を歩くことになりました。
天気がいいので、地図を見ながら地形を読み、どこを通ったら上手く山頂にいけるのか、いい勉強になりました。
やがて、林道を離れて、・・・・(下山したあとでFさんに地図の上にトレイルを書き入れてもらいました。)
沢を越えて(歩いているときは、すっぽりと雪に埋まっているので道だとばっかり思ってた。沢を2本越えたんですね。)
ふー。 股関節がくたびれる・・・。
はるかに見える三峰は、雪煙が上がっています。
940m地点から西へ山頂を目指しました。時々、強風が吹きつけ、雪が舞い上がります。
強い風は、誰も歩いていない雪に、きれいな風紋をつけています。
先行者が降りてきました。もうすぐだよ。
聞けば舟形山小屋の管理人さんなんだって。
山頂まで雪の中をえっちらおっちら3時間。
これが「ひだまりハイクなの?」
「おだまり!!」 駄洒落が飛び出し、大笑い。
山頂の葉を落とした木々の間から、真っ白な舟形山が見えていました。
さて、風を避けて穴を掘り、いすのほかに、テーブルまで用意されました!!!! そうなんです。冬の登山には、シャベルも必要。
赤いシートにみんなが持ってきたお弁当が並びました。
満腹になると、日差しが温かく、昼寝したくなる気分。いいわねえ・・・。
立派なぶなの木。その向こうに、北泉ケ岳が三角の姿を見せていました。
さあ、いよいよ下りです。
登ってきた道を忠実に私はワカンでえっちらおっちら、Fさん、Yさんは山スキーであっという間に滑り降りていきます。
山スキー、颯爽と気持ちよさそう! いいねえ。
やがて林道に下りてのんびりと・・・・来たみちを惜しみながら戻ります。
楽しかったわ。もう、最高でした。担当のAさん、リーダーのFさんはじめ、皆さん本当にありがとう。
多賀城7:10・・・・・・・8:20内水面水産試験場8:40・・・・・・・林道ショートカット9:40・・・・・
940m尾根に上がった地点10:48・・・・・・・・11:35花染山12:20・・・・・・・・・・14:06内水面水産試験場14:20・・・・・・15:00JAグリーンあさひな(会計)・・・・・15:50多賀城
升沢の集落にはすでに住む人は無く、内水面水産試験場はリストラで閉鎖になると言う話を聞きました。
ということは、除雪はされなくなると言うことなので、こうやって日帰りで花染山に登ることが出来るのも、最後かもしれません。
追記(3/7)
いつも来ていただき、ありがとうございます。
コメントを寄せていただきました皆様、本当にありがとうございます。
さんの質問 、「内水面水産試験場」って、なんでしょ?
実は私もよく知らないの。
県の施設で、HPはきちんと更新されていますので、よかったら見てやってください。