仙台地方の雑煮 には欠かせない芋がら(ずいき)。
これって、うちの近所では正月間近になると店に並ぶのですが、ほかの地方ではどうなんでしょうか。
生産量の関係か、世界中からおいしいものが集まってくる今の日本では、魅力的な食材ではなくなったのか、何でも売っているスーパーの店頭でも暮れの時期以外はあんまり売っていません。
かしら芋を収穫する時には、この赤い茎を干したものが、冬の大切な保存食だったのです。
カリウム、カルシューム、食物繊維も豊富で、昔の人のみならず、野菜の足りない現代人だって、絶対にいい食材だと、思うわ。
もちろん、お雑煮に。
豪華なことで知られる仙台雑煮も、芋がらが入っていないとどこか間が抜けた味になるんだよね。
なので、これ、ぜーったいに入れる。
雑煮につかっても、まだいっぱいあるので、
これが、優しい味なの。
生の茎だと、えぐみが強くあるんだけれど、干されて風と お日様にさらされた茎は実に優しい味になるから、不思議です。
夏に、もっと汁を多くして、鰹だし味で煮て冷蔵庫で冷やしていただくと、もう、これが・・・・絶対のお勧めです。
芋がらと長芋の三杯酢和え
これはどこかのお寺さんの、たしか三井寺だったかな? 精進料理のメニューにあったのをいただきました。
煮物にした芋がらって、とっても便利。
サラダでも、酢の物でも、何にでもなってくれる。
今朝は、玉子焼きの具になったし。
こういうのにも、使いました。
耐熱ガラスにうす切りした餅を並べ、水を入れて電子レンジでチン。
様子を見ながらやっと火が通ったかな、くらいで水を捨てて、オリーブオイルを少し。餅と、耐熱皿がくっついてしまわないようにまぶします。で、餅が土台になります。
これの具に使ったのが、茹でたコマツナ、煮物にした芋がら、ピサ゜用の細切りのとろけるチーズ。餅の上に適当に乗せます。
手軽に、ケチャップ、使いました。
これを温めたオーブンに入れて、チーズがとろけたら、いただきます。
チーズと餅のコラボに、さらに芋がらの歯ざわりが、とっても合うんです。
昨日ここまで書いて記事をアップできないまま、今朝のほほんさんのページを見に行ったらなんと、芋茎は納豆汁に入っていました。 (10日)
なるほどねー。
おいしそうですね。
今晩は、これに決めたわ。
え?なになに? 芋がらはキムタクが好きなんだって??