九寨溝 黄龍は、中国四川省の一番の奥、チベット高原の東、岷山山脈の山中にあります。
NHKテレビで紹介されたのを見てから、ぜひ行ってみたい、と言う願いがかないました。
旅行3日目、
成都から飛行機に乗り込み、着いた九黄空港は、標高3500mあり、ラサ空港に次ぐ標高の空港です。出来てからまだ4年なのだそうで、とっても立派。
ほんとに、こんな寂しい山奥によくこんな飛行場を作ったわねー、びっくりです。
中国の人にとっても、九寨溝 黄龍は憧れの観光地。掲示を見ると、西安、成都、重慶などから1日に何本も飛行機が飛んでいます。
しかし、いきなり標高の高い土地に飛んできたので、少し歩いても息が切れます。ヒーコラヒーコラ・・・・・・はあはあ・・。
あらら、これで歩けるのかしら・・・。
深呼吸を何度もやってヨタヨタと日が暮れ始めた外へ出ました。雨が降っていました。
バスに乗ってついた九寨溝には、なんと!! すごいホテルがたくさん建っているのです。
それにはびっくりしました。さらにまだ建築中のホテルも。
ガイドさんの話によると、飛行場が出来たことで簡単に大勢人が入れるようになり、それを当て込んで急激にホテル街がふくらんでいる・・・・とか・・・。
その、山の中とは思えない立派なホテルに泊まって、次の日の朝。
バスに乗って神仙池へ。
神仙池は、1日の入山者の数を制限している一般公開がはじまったばかりの新しい観光地です。
ガイドブックにもまだ私の知る限り、紹介されていません。
この景色を見るために、4000mの峠を越える自動車道が作られました。
しかし、前日までの雨で、この道路にあちこち石ころが落ちていたり、土砂崩れの場所ができています。
無理もありません。急な山肌を削り、道路を作ったのだから。
バスに、シャベル、スコップを手にした現地、チベットのひとたちが一緒にバスに乗り込んだのも、納得です。。
しかし、怖いですね。こんなデカい石が降って来たら確実に死にます。
クワバラクワバラ・・・。
若いチベットの女性も、この道路を守るために、箒を手にしています。
道路が土砂崩れでふさがっていても、観光客のためにこうして現地の人々が直ちに石や土砂を取り除いて道を守り続けているんですね。
感謝感謝。
日本だったら、確実に通行止めになるところだろうな。
すごい高度感。峠にはいろいろな花も咲いていました。残念、5500mを超える岷山山脈の高峰、雪宝頂はガスの中。
今度は、神仙池に向かってガーッと山を下ります。
山を下った谷間には、周りの風景に溶け込むような立派なレストハウスが。
ハイキング開始場所までは環境に配慮したグリーンバス(電気自動車)が使われていました。
まるで、棚田みたいに,段々の池がつながっています。
水が何でこんなにもきれいなのか、不思議なほど透明です。
入山の人数制限をしているだけあって、ゆったりと、静かな山歩きが出来ました。
ミニ黄龍といわれている神仙池をあるいていたら、ますます九寨溝 黄龍が楽しみになってきました。
大当たりだったのが、高山植物の多さです。
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