山登りに出かけるとき、たまにコンビニで「伊右衛門」とか「一(はじめ)」とか、お茶のペットボトルを買うことがあります。

汗をかいて水を欲している身体には、それなりにお茶味で甘くないし、清涼飲料水としてはこれ、おいしいと感じます。

しかし、急須で正しく入れたお茶は、香りもペットボトルとは大違いだし、味も違います。



かつて、煎茶道をやって、正しいお茶の入れ方と作法を習いました。

お茶を入れるとき、先ずは、急須に入れる分量を正しく計る、それから急須も茶碗も温める、お茶の種類によって、お湯の温度に気を配る、その上で急須から茶碗に注ぐまでの時間を正しくおく。

それだけで、お茶とはこんなにもおいしいものだったのか、と目の覚める思いがするはずです。


さて、新茶の季節ですね。

Iさんから、「藤園」静岡産の新茶が到来しました。16651

3月末に旅の帰りに静岡を通りました。茶畑に林立する霜よけの扇風機がとても印象的でした。

そうやって、大切に育てられた、あの、お茶なんだ。と、何か懐かしいものに出会ったような気持ちで早速いただきました。


もう、おいし~~~~~い!!! 


ふぁ~っといい香りが鼻を刺激します。適度の渋みが、お茶の甘さと交じり合って、ほんとにおいしいのです。

 このおいしさ、ペットボトルのお茶とは同列には論じられません。