畑は、塩釜、多賀城、利府の境、加瀬沼のほとりにあります。
父が遺していった土地は、雑草の生い茂っているただの荒地でした。

そばには、住宅地が迫っています。
どうしても草刈などの管理をする必要があったのです。

パパの退職後をにらみ、遊ぶ場所の1つとして、ここを畑にすることを思いつきました。

鍬で、土を起こし、石ころをより分けて、
草を刈って積み上げ、堆肥にして、これを土にすきこみ・・。
農園を借りたほういいんでないの??」の声が聞こえてきます。
パパ「それじゃ、簡単すぎて意味ないよ。」

大変だから、トラックで土運んでもらったら??」こう忠告してくれる人もいます。
パパ「いいんだ。少しづつ1畝1畝作って、、うまく物が取れるようになった頃に死ぬんなら、本望さ。」まさに、1畝1畝土を掘り返して石ころを分けて草を漉き込んでいきました。
退職4年前です。休みの日は、畑の土台作り、したのです。

パパの努力の甲斐あって、畑はずいぶん広くなりました。
私が、{大変だから、小型の耕運機を買ったら?}
と言うと、パパ「農家じゃないから、いらない」とのたもうのです。
でも、こういうパパの考え方、私も大好きです。


土はまだまだ悪かったけれど、始めはまずまずの野菜ができました。
なあんだ、そんなに難しくないじゃない。と、気を良くした私たち。
ところが、連作しないようにしていても、3年目には、病気、害虫との戦いとなりました。


やっぱり、一筋縄ではいきません。



農薬は、できるだけ使いたくない。さて??


写真は、2002年4月1日の様子
林の向こう側が、沼。
手前側が住宅地。もう、家がたくさん建ってます。