トラックバックステーションのお題に反応してしまいました。
何しろ大好きな作曲家。
好きな曲は、交響曲、弦楽4重奏曲、協奏曲。中でもピアノソナタ。

往年のピアニスト、ウィルヘルム・ケンプや、バックハウスのLPのレコードをそれこそ擦り切れるまでよく聞いていました。
私の若い頃です。

ピアノソナタ月光、悲愴、告別、ハンマークラフィーア、熱情。など。など。などなど。
とにかくなんでもよかった。


中でも好きなのは、ピアノソナタ第24番作品78。
楽譜を見ると、#が7つもついている嬰ヘ長調なんですよね。。。。


           ふーぅ



悲愴も熱情も、食事のときのBGMには激しすぎて絶対使えない。

けれど、かわいらしくて、やさしくて、優雅で、美しいこの曲は、聴いていて心が和みます。
熱情の激しさも、繊細な作品78も、どっちもベートーベン。

この曲は伯爵令嬢テレーゼに献呈されているためにテレーゼと呼ばれています。
もしかしたら彼女はベートーベンが情熱的なラブレターを書いて、出せなかった相手、不滅の恋人と呼ばれている人かもしれない、といわれています。


聴きながら、こんなきれいな曲だもの、きっとベートーベンは彼女のことを想いながら曲を書いたに違いない、なーんて勝手に想像して楽しんでいます。